精神的ストレスを減らすオススメの方法『セルフトーク』 パート②
皆さん、こんにちは!
就労移行支援事業所りんくでは、障害をお持ちの方の就職支援を行っております。
前回の記事で、りんくの訓練プログラムで行っている『セルフトーク』について話をしました。
今回は、『セルフトーク』のポイントについて話をしていきたいと思います!
まずは、おさらい! 『セルフトーク』とは?
本題に入る前に、さらっとおさらいしましょう!
『セルフトーク』はメンタルトレーニングの技法の一種で、スポーツ選手だけでなく、障害をお持ちの方のメンタルヘルスケアにも役立つものです。
やり方は、簡単で、「自分に声をかける」だけです!
例えば、仕事でミスをした時に、ついついネガティブな考えが頭に浮かんできたとします・・・
「自分はダメなやつだ」
「この仕事向いてないな・・・」
「ミスばっかりしている・・・」
「みんなに迷惑をかけてばかりだ。辞めた方がいいかな・・・」
などなど。
そんな時に、そのネガティブな考えを切り替えるように、自分に声をかけてあげます!
例えば、、、
「次はがんばろう!」
「誰だってミスはする。そういうときもあるさ」
「まだまだあきらめないぞ!」
「ミスをしたからって、自分の存在が否定されたわけじゃない」
などなど。
これが「セルフトーク」です!
皆さんも日ごろから行っているのではないかなと思いますが、これをより意識的に行うことで精神的ストレスの軽減につながるわけです!
しかし、『セルフトーク』を行っていく上で、重要なことは、どんな言葉を使うか、ということにあります。
その言葉選びによっては、逆効果になってしまうこともあります。
なので、次は、適切なセルフトークの言葉の選び方について話していきたいと思います!
理想のセルフトーク!
まず、適切なセルフトークとはなにか、言いますと、
「現実に目を向けるバランスの取れたセルフトーク」
となります!
これだけ聞いてもよくわからないですよね・・・
つまり、「ちょうどいい言葉」と覚えてください!
この「ちょうどいい言葉」をつくるためのポイントを説明します!
ポイント① ネガティブな言葉はNG!
基本的に、ネガティブな言葉はNGになります。
なぜかと言いますと、「セルフトーク」はある意味自己暗示のような部分があります。
なので、「セルフトーク」としてネガティブな言葉を使うと、ネガティブな考えや思いが強化されてしまいます。
ポジティブな考えに、あるいは、前に向ける考えに切り替えていくことが目的ですので、ネガティブな言葉は避けましょう!
つまり、自然と湧いてくるネガティブな言葉はそのままにしておくと、ネガティブな考えか強化されてしまうということです。
なるべく早めに、自分に言葉をかけてあげることが重要と言えます。
ポイント② ポジティブ過ぎる言葉もNG
ネガティブな言葉はNGと言っておきながら、「ポジティブ過ぎる言葉もNG」なんて・・・
どうしたらいいんだ!という感じですよね?
でもこれには、理由があるんです。
例えば、辛いときに、「がんばれ」と言われて、逆に「がんばってるんだけど・・・」とか「なんでがばらなきゃいけない・・・」とか「まだ頑張らなきゃいけないのか・・・」などと、落ち込んだり、腹がたったりしたことはありませんか?
このように、ポジティブな言葉を素直に受け入れられないこともありますよね。
実はこういう時は、逆に頭の中でネガティブな「セルフトーク」が行われてしまっているのです。
ポジティブな言葉に反発して自然とネガティブな考えが浮かんでくる状況が逆効果になります!
ポイント③ 自分が納得できるちょうど良い言葉を選ぶ
以上のポイントを踏まえて、ネガティブでなく、かといってポジティブ過ぎないちょうど良い言葉を選ぶようにしましょう!
「がんばれ」という言葉が入ってこないなら逆に、「無理しなくていいよ」と言いかえてみたり
「やり切ろう!」という言葉にプレッシャーを感じてしまうようであれば「やれるだけやってみよう」と言いかえてみたり
「絶対成功させる」という言葉が、「成功できなかったらどうしよう」というネガティブな考えを想起させるようであれば「成功できなくても自分の価値は下がらない」」とか「成功できるまで何度でもチャレンジしよう」と言いかえてみましょう!
皆さんも、その時々に合わせて、自分にとってちょうど良い言葉を選ぶように意識して、「セルフトーク」をしてみましょう!
きっと、精神的ストレスを軽減して、よりポジティブに生活できると思います!
就労移行支援事業所りんくでは、このようにメンタルヘルスケアや自己理解を中心とした、訓練プログラムを提供しています!
障害をお持ちの方の「就職したい」という気持ちを全力でサポートします!
ご興味のある方は、ぜひお気軽にお電話ください!
見学説明会・体験利用・就職相談会等も実施しております!
最後までお読みいただきましてありがとうございました!