長く働くためのソーシャルスキルチェック!
皆さん、こんにちは!
先日、就労移行支援事業所りんくで行っている働くためのコミュニケーションプログラムの中で、「ソーシャルスキルチェック」を行いました。
ソーシャルスキルチェックは、働く上で非常に役に立つと思いますので、皆さんにご紹介したいと思います。
ソーシャルスキルってなに?
まず、最初にソーシャルスキルについて説明したいと思います。
ソーシャルスキルという言葉を聞いて、イメージが浮かびますでしょうか?
単語を切り取って考えると、「ソーシャル=社会」「スキル=技術」となります。
簡単に説明しますと、言葉の意味としては、「社会で上手に生活していくための技術」という感じになります。
また、「社会」=「人の集団、集まり」ということになりますので、人との関わりの中で上手に生きていくための技術という風にイメージするとわかりやすいかもしれません。
会社や、学校などで、集団の中で、人との関わりを円滑に行っていくのは、なかなか大変ですよね?
誰しも一度は人間関係で悩んだりしたことがあるのではないでしょうか?
しかし、仕事をすると考えた時に、人との関わりを避けることは難しいです。
そのため、ソーシャルスキルを身に着けていくことが、生活の中で非常に重要と言えると思います。
ソーシャルスキルチェックをしてみましょう!
ソーシャルスキルを身につけたいと思ったときに、まず、自分がどれだけできているのか、あるいは、どの部分ができていないのかをきちんと把握する必要があります。
りんくで行っているソーシャルスキルチェックの項目は以下の28項目になります。ぜひ、皆さんも、その項目を見て自分を振り返ってみてください。
いきなり改善しようと思うのではなく、まず最初のステップとして現状把握をしていきましょう!
「ソーシャルスキルチェック項目」
1、自分からあいさつできる
2、集団での活動に積極的に参加することができる
3、呼ばれたら返事をする。またはその時にきちんと相手の顔を見ることができる
4、相手の表情を見て「感情」を汲み取ることができる。
5、自分がしたことに対する相手の反応を見て、その良否を判断できる
6、他者が困っている時に適切な対応をできる
7、自分がミスをした時に素直に謝れる
8、相手に対する感謝を述べることができる
9、自分のミスに自分で対処することができる
10、共有物と所持品の使い方を区別できる
11、時間や場所で行動を切りかえて、開始前に準備をして、終了時に片づけをできる
12、声の大きさと話し方を場所や状況に合わせることができる
13、作業をしている人の邪魔になる位置に立たない
14、話をしている人の間や、人の視線を遮る位置に立たない
15、順番を守ることができる
16、過度なスキンシップを取らない
17、他の人が話しているときには、話し終えるまで待つことができる
18、自分が話し始めるタイミングをつかむことができる
19、相手の態度から、自分が話し終える必要を感じることができる
20、簡潔に話をまとめることができる
21、自分の「こだわり」を通して良い場所(プライベートな場面)と、自分の「こだわり」を抑えなければいけない場所(社会的な場面)を区別できる
22、その場のルールに従って行動できる
23、人に言われたことやどこかに書いてあったことは、いつでも・どこでも「同じ」ではなく一定の条件がついていることを理解できる
24、人に言われたことを、言葉からだけでなく、表情や言い方から、その意味を汲み取れる
25、相手に配慮した言い方で、自分の意見を伝えることができる
26、複数の指示を把握することができる
27、イライラした時でも感情的な行動をとらない
28、相手に褒められたときに、素直に受け入れることができる
改善すべき点を意識して生活する
チェックをしてみて、いくつか「できていないな」と感じるものがあったのではないでしょうか?
自分のできていない部分を理解することができたら、次は、そこを改善するために、意識をして生活してみましょう。
例えば、ついつい感情的な行動をとりがちだなと思ったら、日ごろから、感情的にならないように意識してみたり、感情をコントロールする方法をインターネットで検索してみたり、改善のための行動をとってみましょう!
これら28項目を「できるな」と思えるように努力していくことで、きっと今よりも周りとうまくやりながら仕事をこなすことができるようになっていると思います。
ソーシャルスキルは一見仕事に直接関わらないような項目が多かったと思いますが、意外に大事で、仕事の基盤になっていると思います。
ただ、これらは一長一短で改善できるものばかりではありません。
長い時間をかけて、一つずつクリアしていきましょう!
最後までお読みいただきましてありがとうございました。