就活をする前に苦手を確認するべき理由
皆さん、こんにちは！
りんくでは、障がいをお持ちの方を対象に、就職に向けた準備プログラムの提供・就活のサポートをしております。
今回は、就活をはじめる前にぜひやってほしいと思っている「苦手の確認」について話をしたいと思います。
いざ、「就活しよう」と思い立った時、まず皆さんは何をしますか？
履歴書を書く、ハローワークに行く、ネットで求人を探す、などなど、、、、、
いろいろやることはあると思いますが、りんくでいは、まず「自己理解」を深めていただけるように様々なプログラムを用意しております。
そこで、特に大事になってくるのが「苦手の確認」です。
《自分にあった環境を選択できる》
自分の苦手なことをしっかり確認してから、職場を選ぶと自分にあった環境を選択することができます。
例えば、「人と話をすることが苦手だから事務職がいいや」と安直に仕事を選ぶと、会社によっては他部署とのやりとりを頻繁にしないといけなかったり、「接客をやりたい」と仕事を選んだら、お客さんの層が自分と違い過ぎて話しづらかったり、、、
特に、発達障害や精神障害をお持ちの方は、光・音・匂い・人の多さ・温度などに、敏感な部分があったりしますので、よくよく自分の苦手を確認する必要があります。
事務職を希望していて、人の多いところが苦手なら、たくさんの人がいる大きなオフィスの会社は避けるべきですし、製造を希望しているけど、暑い環境が苦手なら、熱源のある環境は避けるべきですよね。
同じ職種でも会社によって、環境や業務内容は大きく違います。
そんな中で、しっかり自分の苦手な環境や状況を把握して、職業選択をできれば、自分にとって働きやすい環境を手に入れることができると思います。
せっかく働くのであれば、心地いい環境で、ストレスフリーに働きたいですよね。
《必要な手助けを求めることができる》
仮に、特に「苦手の確認」をしていなくても、偶然自分に合った職業に就くことができたとします。
そうすると、最初は働きやすいなと感じると思います。
しかし、大変なことに、会社は、どんどん変化していくものです。
新しい部署ができたり、異動があったり、仕事内容が変わったり、人が変わったり、場所が変わったり、などなど。
様々な変化が起きます。
そんな中でも働き続けていかなければいけません。
そこで「苦手の確認」がカギになってきます。
最初はやりやすい環境で働たけれども、急に違う仕事をお願いされたり、苦手な環境で仕事をすることになった状況を想像してみてください。
そこで、自分が何が苦手で何ができるかをしっかり把握していないと、我慢しながら働くか、気が付くと体調を崩しているような状況になりかねません。
ただ、自分の苦手がわかっているなら、苦手な部分を周りの人にお願いできたり、手伝ってもらうことができると思います。
例えば、これまでデータ入力を中心に仕事をしていたが、今後は新人教育もお願いしたい、と言われたとします。
その時に、自分は「人にものを教えるのが苦手」としっかり認識していれば、上司や同僚に、どのように教えたらようかをアドバイスを聞きにいくことができ、そのアドバイスを受けて工夫しながら仕事ができるのでないでしょうか？
あるいは、新人教育の指示を受けた際に、「人に教えるのが苦手」ということを伝えておけば、サポート役をつけてくれるかもしれません。
どんどんと変化していく環境のなかで仕事をしていくには、自分の苦手をしっかり確認して、周りに伝えていく必要があると思います。
りんくでは、自己理解プログラムで、前職の振り返りをしたり、模擬作業トレーニングをしていく中で「苦手の確認」を行っています。
それを職業選択に活かしたり、働いていくうえで活かせるようにサポートしています。
また、自分の苦手を知る際に、自分で考えるだけでなく、友人や家族など周りの人に聞いてみることをお勧めします。
自分だけでは気づけない部分もあるので、周りの人の手を借りるといいと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました！