働く上での「健康管理」の重要性
皆さん、こんにちは!
長かった梅雨が明けてすっかり夏になりました。
この時期になると、天気のいい日が続いて、あまりの暑さに体調を崩さないか心配にもなりますよね。
就労移行支援事業所りんくでは、障がいをお持ちの方の「働く」サポートをしておりますが、先日、訓練プログラムの中で「健康管理」についての講義を行いました。
暑い日が続いて体調を崩しやすい時期ですので、ブログにも、その時に話した内容を上げたいと思います。
元気に楽しく働くための「健康管理」
学生時代には、夜更かしをしたり、好きなものを好きなだけ食べたり、お酒を飲みすぎたり、と体に無理をさせていませんでしたでしょうか?
学生時代に夜更かしをする習慣ができて、社会人になった時に、朝起きれずに寝坊をしてししまうなんて話はよく聞きますよね、、、
「働く」ことと「健康管理」を分けて考えがちですが、実は、この二つは密接に関係しあっています。
【不規則な食事・睡眠が仕事にもたらす悪い影響】
・寝坊で遅刻してしまう
・集中できない
・小さなことでもイライラする
・すぐにネガティブになってしまう
・慢性的に疲労感が残っている
・テキパキと仕事をこなすことができず、なかなか終わらない
・顔色が悪くなり周りからみたイメージが悪くなる
などなど、、、
健康管理ができていない時に起こる仕事への悪影響を並べてみましたが、いかがでしょうか?
当てはまる項目があった人は、生活習慣の見直しをしてみてもいいかもしれません。
人間誰でも、睡眠が不足していると「集中力が低下」したり「疲れやすく」なったりします。
また、食事も同様で、野菜が不足していたり、食べ過ぎたり、食べなさすぎたりしていると、「集中力低下」「疲れやすい」などの症状がでます。
さらに、睡眠や食事は、心にも作用します。
十分な睡眠をとらず、バランスのとれた食事をできていないと、「ネガティブ思考」なりやすくなります。
また、普段は気にしないようなことでも「イライラ」してしまうこともあるかもしれません。
なんか、最近、「落ち込みやすいな」とか「イライラするな」と、感じるのは、もしかすると食事・睡眠の質が良くないからかもしれません。
日頃から気にしてほしいこと「食事」「睡眠」「運動」
健康については、本やブログ、テレビ、SNSなどで様々な情報が見れるようになっておりますので、ここでは詳しい解説はせずに、簡単に説明をしていきたいと思います。
先述した通り、健康管理ができていないと仕事にどのような悪影響があるかを説明いたしました。
では、つぎに健康管理をするために、具体的にどんなことを気にしていればよいかを説明していきたいと思います。
《食事について》
食事については、ほんとうにいろいろな考え方があったり、健康法があったりしますよね。
りんくでは、メンバーさんに3色の色を使った考え方を紹介しています。とてもシンプルで簡単な方法です。
まず、食材を3色に分類します。
〇赤の食材・・・身体をつくる食材
例:肉、魚、大豆、乳製品、卵
〇黄色の食材・・・エネルギーになる食材
例:米、パン、麺、芋類、穀物類、糖類、油
〇緑の食材・・・身体をメンテナンスする食材
例:緑黄色野菜、くだもの、きのこ類、海藻類
食事をする際に、この3色を意識して、すべての色が入っているかどうか確認して、食事をします。
この方法は、とてもざっくりとしていますが、シンプルで簡単です。
そのため続けやすいと思います。
すごく細かく食材を分類して、栄養素を計算して、食べている頻度を数えてたりしていると大変ですよね、、、
もしも、食事を改善していきたいけど、どんな方法をしたらよいかわからないとか、いろいろ取り組んでみたけど続かないと、感じている方は、まずはシンプルで続けやすい方法から取り組んでみてください。
《睡眠について》
睡眠についても、なるべくシンプルに考えてもらえるように、知っておいてほしいことを10項目にしてお伝えしています。
1、睡眠時間は人それぞれ・・・人によって10時間寝たい人がいたり5時間で大丈夫な人がいたりしますので、こだわり過ぎず。
2、寝る前には自分なりのリラックス方法・・・自分に合っているリラックスの方法を探しましょう。
3、就寝時間にこだわり過ぎない・・・「何時に寝ないと」と強く意識しすぎると逆に寝れなくなることもあります。
4、同じ時刻に毎日起床する・・・起床時間が生活リズムをつくります。
5、光の利用で良い睡眠・・・基本的には寝るときには暗く、起きるときには明るくなるように工夫してみましょう。
6、規則正しい3度の食事と運動習慣・・・「食事」「運動」は良い睡眠につながります。
7、昼寝をするなら15時前の20分〜30分・・・15時以降だったり、30分以上の昼寝になると夜の睡眠に影響するかも。
8、寝床で長く過ごし過ぎると熟睡感が減る・・・寝る場所、活動する場所を分けることで眠りやすくなります。
9.睡眠中激しいいびき、呼吸停止、脚のむずむず感には要注意・・・「無呼吸症候群」「むずむず脚症候群」の可能性があります。
10、日中の強い眠気で生活に支障がある場合は専門医に相談・・・ただの睡眠不足と思わず、受診をしてみてください。
以上の10のことを意識して自分の睡眠についてチェックしてみてください。
《運動について》
運動については、厚生労働省が推奨している「アクティブガイド」を参考にしています。
詳細は「生活習慣病予防のための健康情報サイト」を参照していただければと思います。
りんくでも行っている「健康のための身体活動チェック」を皆さんもぜひやってみてください。
アクティブガイドの考え方としては、運動が不足しているから、と急にジム通いをはじめたり、ランニングをはじめたり、「きつい」と感じる運動をするのではなく、普段の生活の中で、運動量を増やしていきましょう、というものになります。
例えば、「階段を使う」「早歩きで歩く」「自転車通勤をする」「10分だけ散歩をする」「テレビを見ながらストレッチをする」などなど
きつい、と感じることではなく、無理せずに生活に取り入れられる方法で、運動量を増やしていくと、継続することができると思います。
「食事」「睡眠」「運動」について話をしてきましたが、知識として知っているだけでは何も変わりませんので、一つでもいいので実践してみてください。小さな積み重ねが大きな変化をつくっていくのだと思います。
どんなに小さなことでもいいので、取り組んでみてください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。